英語をはじめるには「まず英単語を覚えよう」と聞きました。
単語帳を買ったものの、英単語がどうしても覚えられません。
英語は向いていないのでしょうか。どうしたらいいでしょうか。
こういったお悩みをよく聞くと思います。
実際、私も学生時代はそうでした。
単語テストのための勉強、課題のために・・・ひたすら覚えていました。
しかし、大人になってから英語を話そうとした時、昔に必死になって覚えていた単語が出てこない、すっかり忘れていました。
人間は忘れるものです。
オンライン英会話など独学で改めて英語を勉強し直してから、にハッと気づいたことがありました。
それは、英単語は覚えるものではなく使うものであることに気づきました。
英単語は「覚える」ものではなく「使う」もの
英会話をする、リーディング、ライティングをするにしても英単語を覚えていることは必須です。
実は、ここに落とし穴があります。
英単語を覚えていることは途中の通過点や手段の一部でしかありません。
最終目標を覚えるに設定していると、頭に残りません。
残っているのは
「ああ、これ前回も分からなかったな、覚えてなかったな」という記憶だけです。
でも実際に必要なのは英単語を聞いて理解したり、話したりして使うことです。
そう、最終目標を英単語を
「覚える」から「使う」へマインドを変えることが必要なのです。
英語脳を作るには
よく、英語脳を作る方がよいと言われます。
その理由は、リスニング・スピーキングの頭の回路が日本語を介さないことで早くなるからです。
「日本語を介さないようにする」=「英語脳」
と私は考えています。
そのためには、「イメージから単語」、「単語からイメージ」の回路を作ることです。
例えば、英語系YouTuberの方でYYYOKOOOという方がいます。
彼女は海外の文化を日本語や英語を使って紹介しているチャンネルです。
以前、彼女の動画で「Cancel culture」を扱っていました。
そのなかで(3:54)、
「美容系YouTuberがallegationをしたんですよね、
allegationって日本語で何?、申し立て、主張、主張か・・・そうか」
ここで分かるのは、彼女はallegationはallegationのまま頭の中にあります。
allegation → 主張
このような日本語訳は頭にないんです。
この回路がなくとも、美容系YouTuberAさんがBさんにallegationしたというイメージを作れるんですよね。
なので、英単語に出会ったとき重要なのは、
そのシチュエーションとイメージが一番大事ってことです。
少しだけ変えて作る英作文
じゃあ、実際どうやって英単語を使うのというのが気になると思います。
まずは、単語帳を使っている方であれば例文があると思います。
例文がない単語帳はこの方法ができませんので、あるものを手に入れてください。
その例文を少しだけイジる、カスタマイズすることです。
例えば、
learn English
I learned English from the teacher.
というフレーズや例文を見たときに、主語を自分の名前にするや知っている人の名前に変えることですね。
Rio-Z is learning English.
Nina learned Spanish from her father.
こんな感じです。
この少し変えて英作文をすることの何がいいのか
それは、英単語がアクティブボキャブラリーに変化することです。
「ムムム、また、横文字を使って煙に巻くんだろう」をお思いでしょう。
これは簡単に言うと、
知っている単語を聞いて分かる単語を使う・使える単語に活性化(アクティベート、やっぱり横文字使っていますね、すみません)しているのです。
この時に重要なのは、イメージを英文に変えること
「イメージを英文に変える」、すなわち「英語脳」なのですから
英文を作ったあと、どうするか
で作った後どうするか。
書きためることとせっかくなので世に出すことをおすすめします。
とくにSNSです。例えばTwitterやHello Talkなのに投稿します。
人を傷つけたり、迷惑をかけるような内容でなければ、英語で自己表現することも自由です。
プライバシーが気になるようであれば、偽名やハンドルネームで出せばいいのです。
まとめ
・英単語は「覚える」から「使う」ことを意識する
・例文をイジッて英文を作る
・作った英文を世に出す
いかがだったでしょうか。
最終目標を変えることで、英単語の記憶は全然違ったものになると思います。
「また覚えていない」と落ち込むより、
「こんな英文を作ったよ、みてみて、聞いて」
の方がより記憶に残って次に同じようなイメージ・シチュエーションが来た時に使えます。
こんな風にどんどん英単語を「使える」ものにアクティベート、活性化していきましょう。
では、また。